会社の大嘘の法則

ウソをついてはいけないと、俺たちはそう教えられて育ってき
た。大人になって気づいたことは、ウソを上手につかなければ
世間を渡ってはいけないということである。
腹の底から誠実に生きている人は企業に雇われ、リストラの
恐怖に怯えながら、ささやかな家庭を守るために精一杯働いてる。
一方で、その企業の経営者は口では顧客満足や社会貢献を唱えながら、目先の株価を維持するために見通しの立っていない事業の発表をやり、相手がまだ合意していない合併設立をブチ上げ、完成してもいない「新技術が拓く未来像」を語る。回る世間の機能として、ウソは満ち溢れている。営業のつくウソはハッタリといい、技術屋のつくウソは夢のテクノロジーといい、広報が伝えるウソは駆け引きといい、経営者のつくウソはビジョンという。世の中はうまく言い回すものだが、どれも現時点では実現できていないという一点において、その本質に大差はない。
ウソをつくことが良くないかどうかは、別としてウソを見破らなければ、いけないのは確かである。
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